ニキビになるきっかけは?

軟毛の毛穴が詰まるとニキビになる

 

ニキビができるきっかけとなる直接・間接の原因について考えてみましょう。ニキビになりや
すい状態が、どんな条件のときにおこるのか、体の内側にかかわる問題と環境に関する問題の両
方についてお話しすることになると思います。
」キビの直接の原因は、すでにお話ししたように皮脂腺から分泌されるあぶらです。そして、
ニキビをひどくするものは‐、ニキビ菌をはじめ各種のバイ菌です。皮膚の毛穴に、あぶら分が詰
まつたり、チリやホコリと死んだ細胞とがまざり合って、毛穴をふさいでしまったとき、バイ菌
が毛穴の中であばれはじめニキビが生まれるのです。
それでは、どうしてあぶら分やチリ、ホコリ、死んだ細胞などは、毛穴に詰まるんでしょう。
ニキビのできない人には、詰まることがないのでしょうか。
そこで「毛穴が詰まる」ということについて、もうすこしくわしく考えてみましょう。
まず、皮脂腺から出てきて、私たちの皮膚表面を薄くおおってくれる皮脂、つまり、あぶら分
1 どうしてニキビができるのだろう
のことからお話ししましょう。
皮脂は、だれにでも分泌されます。そしてふつうは、スムーズに分泌されるよう、毛穴の出口
が調節してくれます。たとえば、皮脂がたくさん出るときには、毛穴の出口をひろげて、うまく
外へ出られるようにしてくれます。
皮脂の量が少ないときには、もちろんスムーズに出てしまいます。
ところが、皮脂というのは、いつもサラサラした状態のあぶらではありません。料理に使う天
ぶら油とか、サラダ油とかは、いつでも液体状のままですが、皮脂は、温度によって固まること
があるのです。
つまり、外気が冷えている場合――たとえば冬の寒い日などには、固形状になってしまうので
す。ちょうど料理につかうラードみたいな、熱を加えれば溶けるが通常は自い半固形の油のこと
を思い浮かべてもらえば、わかりやすいでしょう。
なぜ皮脂が温度によって、サラサラになったり固まったりするかというと、皮脂のなかに、ワ
ックス分という成分が多く含まれているからです。ワックスというのは、ろうそくのロウのよう
なもので、温度に影響を受けるというくせがあるのです。
だから、皮脂がどんどん分泌されて、毛穴が開いても、皮脂が固まりやすい状態になっていた
ら、うまく外へ出られません。どうしても、毛のうのなかにくっついて、どんどん毛のうのなか
の壁は厚くなってしまうでしょぅ。
また、もしも皮脂がサラサラしていても、出口のところがトラブルをおこして、出やすくして
くれなかったりすると、やはり皮脂は詰まってしまいます。